Part1
パーツの構造
さて、まずは、各マスクがどんなパーツで構成されており、互換性があるのか?
特に違うパーツがどこなのか明らかにしていこうと思います。
左、ホワイトシリコンの方がLVR、右ブラックシリコンの方がLVです。
比較一覧表 | Mantis LVR | Mantis LV |
---|---|---|
シリコン | リークレスベース | マンティスベース |
フレーム | LVR専用フレーム | LV専用フレーム |
レンズ:UV420AR | 同じ | 同じ |
バンド:マスクバンドシリコンDX | 同じ | 同じ |
バックル:マスクバックルDX | 同じ | 同じ |
エンブレム | 同じ | 同じ |
ネジ | 同じ | 同じ |
図を見てお分かりの様に、マンティスLVRとマンティスLVで異なるパーツは2つ。
シリコンとフレームということがわかります。
つまり、、、
例えば、マンティスLVの度付きレンズを利用していて、買い替えたい場合も、マンティスLVRなら度付きレンズはそのまま利用できます!
Part1 まとめ動画はこちら!
Part2
シリコンスカートの違い
違いをお話しする前に、、、GULLのマスクにはシリコンスカートの形状として2種類のカテゴリーがあります。
1つ目は、王道のマンティスから引き継がれている「マンティスベース」、もう一つはヴェイダーファネットから引き継がれる「リークレスベース」です。
それぞれの特徴を説明すると共に、本題に入っていきましょう。
◎形状の比較
マンティスベースは、リークレスと比べるとちょっとサイズは大きめで標準の日本人顔向けです。
特徴としては、顔あたり面から見た場合、なんとなく台形の形をしており、付け心地は吸盤のように吸い付くようなイメージでしっかりとついてくれる感じがします。
このマンティスベースで製造されているマスクの仲間はマンティス5、マンティスLV、ヴェイダーがあります。
リークレスベースは、サイズがマンティスベースよりも小さめですね。
特徴としては、顔あたり面から見た場合、なんとなく四角形をしており、付け心地は優しく包み込んでフィットするような感じです。
よくよくみますと、笑筋(わらきん)つまり、頬骨の筋肉を包み込む様にできています。
リークレスベースで製造されているマスクの仲間は、ランツェ、マンティスLVR、ヴェイダーファネット、ココがあります。
◎大きさの比較
大きさを比較してみると、顔に当たる部分(以後「顔あたり」といいます)は高さ、幅ともに4mmの差があります。
つまり、マンティスLVRの方がひと回り小さめに作られています。
そのため、顔が全体的に小さめの方や、顔の幅が細い方(面長や卵形)の顔の方に合いやすいといえるでしょう。
Part2.5
マンティスLVR深掘り
そもそもの形状の違いや、大きさの違いがわかったところで、その他マンティスLVとは違うマンティスLVRの特徴をさらに深掘りしていきましょう!
マスクの三大要素「壊れない」「曇らない」「水が入らない」ですが、、、
マンティスLVRの最大の特徴は、「水が入らない」を解決する鼻下まわり!
◎補強ダンパー
突然ですが皆さん、ご存知でしたでしょうか?レギュレーターをくわえている時、自分が思っているよりも動いていることを。。。
あまり意識してないかと思いますが、つい魚に話しかけてしまったり、笑ってしまったり、ニヤニヤしてしまったり、緊張して強張っていたり、、、etc
意外と口元が動くことで知らず知らずのうちにマスクがずれて浸水している可能性があります。
そんな、お悩みを解決するのが、「補強ダンパー」
補強ダンパーなんて仰々しい名前がついていますが、、、簡単にいうと、レンズ下の部分からシリコンスカートの端にかけて、骨を持たせるようなイメージでシリコンに厚みをつけています。
シリコンの厚みがあることで、口元の動きに対してもずれにくく捲れ上がりにくいため浸水しづらい構造になっています。
◎3Dリークガード
そしてさらに、、、内側にも進化が!
従来のマスクの内側の顔あたり部分は基本的に平面でした。そうすると、笑った時のシワや、口元の動きでできたシワに対応できず浸水する場合が多いです。
そこで、マンティスLVRはそのシワに対応する隙間を埋めるために口元のシワあたり部分が立体的に作られています。/p>
いやいや、そんな変わらんやろっって思う方も多いかと思いますので、社内で聞き取りをしてみました。
事実で言いますと全く水が入らないわけではないのですが、自分は髭も生やしているが、浸水するスピードは他のマスクと比べて明らかに少なく、ちょろちょろと入ってくるような浸水です。(弊社男性スタッフお髭が似合うダンディなTさん談)
わダイビング中によく喋りよく笑い、歌うこともあるので笑、他のマスクはずれてしまって水が大量浸水してくるのですが、このマスクは入ってはくるけど気になる程入ってこない感じがします。(弊社女性おしゃべりダイバーA談)
ドレーニングスカート(3Dリークガードによりパワーアップ?!)
全く水入らないわけではない。もし浸水した場合、排水もしやすいのがマンティスLVRの特徴!
他のGシリーズマスクにも搭載されている機能なのですが、マンティスLVRのどレーニングスカートは一味違う。
それは3Dリークガードのおかげで水が排水される道がさらに明確に区切られることになったので、勢いよく排水ができます。
イメージでいうと、ホースの水をそのまま流すのが通常のどレーニングスカートだとしたら、ホースを潰して勢いよく水を流すのが、マンティスLVRに搭載されているドレーニングスカートなのです。
さらに、顔あたりが立体的になっていることで、マスククリアした際も鼻の部分に水が残りづらく、効率よく排水が可能になっています。
イージーピンチノーズポケット
鼻も詰まっていないのに耳抜きができない。そんな体験を一度はしたことがあるのではないでしょうか。
それはつまり、鼻がしっかり塞げていないから耳抜きができないことが原因かもしれません!
普通にマスクをしても、鼻は意外と入っておらず、一般的な鼻の方であれば1cmほど空いている余裕があることも。それに加え、グローブなどをしている場合はつまみづらいため耳抜きが苦手な方は特に焦ってさらにできなくなってしまうことも。
マンティスLVRは鼻つまみのポケットのアングルを、広く深くとれるように設計されているので、グローブをしていても、奥まで指が届き鼻の根本からつまむことができ、耳抜きの成功率が上がります。
冬場の厚手のグローブの時でも、つまめるのが特に良いポイント。
Part2 まとめ動画はこちら!
Part3
フレームの違い
さて、長々とシリコンについて話してきましたが、お次はフレームについてお話ししていきましょう。
と言いましてもね、正直ね、、メーカーが言うのもなんですが。。。好みですね。
一応特徴だけ述べておきます。
Mantis LVR | Mantis LV | |
---|---|---|
フレームのみの重さ | 28g | 31g |
見た目 | シャープで少し角張った形状 特にサイド部分はシェイプされています。 |
スタイリッシュで少々丸みを帯びた形状 |
模様 | マスク上部に水玉模様 | なし |
Part3 まとめ動画はこちら
Part4
まとめ
みなさん、少しは違いをご理解いただけましたでしょうか?
すごく見た目は似ている製品ですが、実は結構異なる特徴があります。
長々と説明してきたんですけどね、メーカーとして皆さんにお伝えしたいことがあります。
陸上でいくらカッコよくて可愛くても、水中でのストレスがあったら何も楽しくない!
だからこそ・・・
自分に一番合っているものを選ぶ!!!
これが一番大事なことです。
だからこそ、GULLは水中で試してみて体感してほしいので、モニター会を各地で開催しています 🙌
お近くの海で開催がない場合は、、、正規取扱店舗へお問い合わせくださいませ。
(※取扱店舗様へ、お客様から問い合わせがあった場合、担当営業までご連絡ください。なんとかします。)